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思愁期の憂うつ (のぼせ ・ ほてりの体質)

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できる女性の落し穴
女心と秋の空 ・・・ すっかり秋深くなってきました。
お天気の変わる度に、女心は揺れ動き物思いに耽るようになります。
今まで一生懸命に、子育てや仕事に励んできた人が、ある日突然気力が湧かなくなり、イライラしたり、 体がカッーと熱くなったり、寒がったりと不定期におこる症状に悩まされます。
こういう症状を思春期の症状に対して、思愁期症候群と呼んでいます。
一昔前までは、50才前後の中年期に多く見受けられましたが、 今では、30代から70代までと年齢に幅が出ております。
これは、人生の目標達成に年齢のバラつきがあるからです。
特に熱心に努力した人程、憂うつな症状が著しく現われるようです。

憂うつな症状

・ 突然体が熱くなったり寒くなったりを繰り返す (何年も続く)
 (元気な人程かかりやすい)
・ イライラして気分が不安定 (ヒステリー ・ 不眠)
・ 充血しやすい (目 ・ 口 ・ 鼻が乾く)
・ 一年中風邪を引いている (くしゃみ ・ 鼻水 ・ 微熱 ・ 寒気)
・ 血圧が急に高くなる(めまい ・ 動悸 ・ 息苦しさ)

要因となる生活

・ 出産の回数が少ない 血液の新陳代謝が少ない
・ 運動不足 発汗が少ないと血液が濃くなる
・ 責任感が強い
 (完全主義)
失敗を許さない緊張体質
血液の流れが悪くなる
・ 味付けの濃い食事
・ 美食家 高たん白 ・ 高脂肪の食事

かかりやすいタイプ

・ 年齢より若く見える人
・ 次の目標が見つかっていない人
・ 今まで順調にきて幸せな人

漢方の考え方

思愁期におけるほてりのぼせの体質を漢方用語で 「瘀血(おけつ)」 と呼んでおります。 (血に熱を持つとも言う) 粘稠度の高い (ネバッコイ) 血液のことです。
西洋医学では、新陳代謝の低下からくる炭酸ガスや老廃物の多い血液と考えるとよいようです。
更にこの時期は、女性の卵巣の働きが低下してきますので、卵胞ホルモン (低温期のホルモン) が減少して、黄体ホルモン (高温期のホルモン) 体質へと変わって、益々ほてり ・ のぼせの強い体質になるのです。
前述のような生活の度合が強い人程、憂うつな症状が強く、長く続いてしまうということです。

ほてり ・ のぼせの体質改善

肝臓 ・ 腎臓の解毒作用を高め
血液を浄化する
キヨーレオピンW
レオピンファイブネオ
高たん白 ・ 高脂肪の食事を続けた人
胆汁の働きをよくして脂肪代謝改善
ワクナガ胃腸薬G (胆汁補給)
ワクナガ胃腸薬L (胆汁分泌促進)
体のほてり ・ のぼせをとる
(血の熱を冷ます)
漢方薬 (駆瘀血剤)
体力が強い人 葛根黄連黄芩湯(カッコンオウレンオウゴントウ) 手づくり煎じ薬
体力が中の人 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン) 手づくり丸薬
体力が弱い人 苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ) 手づくり煎じ茶

荒友薬局 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)(手づくり丸薬)
成分および分量
または本質
日本薬局方 ケイヒ末 2.0g
ブクリョウ末 2.0g
ボタンピ末 2.0g
トウニン細末 2.0g
シャクヤク末 2.0g
  全 量 10.0g
効能または効果 のぼせ症で血色がよく ・ 頭痛 ・ 肩こり ・ めまい ・ 下腹部痛
足腰の冷えあるいはうっ血などを伴なうもの
月経不順 ・ 月経困難症 ・ 打撲症 ・ 婦人更年期障害
瘀血によりのぼせて、めまいがしたり、脚が冷えたり、下腹痛、肩こり、頭痛、生理不順などを訴えるものを目標とする。