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益々悪化するアレルギー体質 ― 腸管免疫の低下 ―

春風と共にアレルギーの季節がやってきました。
年毎にアレルギー反応は、ひどくなる一方です。 (アトピー性皮膚炎 ・ 喘息 ・ 鼻炎 ・下痢等) アレルギー反応とは、私達の体を守る免疫が過剰に反応する、間違った免疫反応のことです。
人が生まれて最初に罹るアレルギーの大半は食物アレルギーです。
赤ちゃんの時は母乳から免疫グロブリンAをもらって、 体を外敵 (細菌 ・ ウィルス ・ ストレス) から守られています。
そして離乳期から牛乳や卵 ・ 大豆製品を食べて腹痛 ・ 嘔吐 ・ 下痢をする。
これが食物アレルギーのはじまりです。
普通は、口から入ったたん白質は腸に入っても下痢 ・ 嘔吐 ・ 腹痛は起こりません。
これは食品に含まれるたん白質 (抗原) が、胃酸や消化酵素の働きで小さい分子に分解されて、 抗原性がなくなってしまうためです。
更に腸管では栄養分に対して、アレルギー反応が起きないよう 「免疫調整」 をしております。
これを「経口免疫寛容」と呼んでいます。
胃腸の働きの低下によって腸管免疫のバランスが悪くなり、アレルギー体質となるのです

過剰な免疫反応を抑える要因 (食物アレルギーに罹らない)

① 消化酵素(胃 ・ 小腸 ・ 膵臓) や胃酸 (たん白質の分子を小さくする)
② 免疫グロブリンA (小腸のパイエル板でBリンパ球からつくられる)
→ ※少ないと免疫グロブリンEが多くなりアレルギーになる
③ 経口免疫寛容 (漆職人の子は幼少時に漆を食べさせられて漆かぶれを防いだ)

アレルギー性疾患 (経口免疫寛容による治療例)

益々悪化するアレルギー体質 ― 腸管免疫の低下 ―

皮膚 → アトピー性皮膚炎
呼吸器 → 気管支喘息/花粉症
アレルギー → ダニ ・ 花粉

消化器 → 下痢 ・ 嘔吐 ・ 腹痛 自己免疫疾患
慢性関節/リウマチ

アレルギー症状の増加の原因

環境 ・ ライフスタイルの急激な変化 → 人にとって異物と認識するものが増えた。

・ 西欧型の食生活 (動物性食品 ・ 脂肪食 ・ 乳製品 ・ コーヒー)
・ 一定温度に保たれた機密性の高い住まい
・ 化学物質 (化学薬品 ・ 排気ガス) 抗菌薬 ・ 抗生物質
・ 過度のストレス (競争社会 ・ 騒音)

※ 老化やストレス、胃腸の手術は食物未消化によりアレルギー性皮膚炎 ・ 下痢のもと

アレルギー体質改善法 (腸管免疫強化 → 胃腸強化)

生活と
食事
食事の時間を守る(夜食は消化不良のもと) 体内時計
温かい食事 (酵素反応がよい) 冷蔵庫の食品はダメ
季節感のある食事(春は青い食物を食べる)
乳酸菌  ヨーグルト (乳酸菌飲料は胃酸に弱いので食後にのむ)
ヌカ漬け ・ たくあん ・ キムチ ・ みそ漬け ・ 麹漬け
ペクチン りんご(腸内の水分を吸収)
繊維 善玉菌のエサ ・ 悪玉菌の有害物質を吸着
体質改善
の薬
免疫グロブリンAの
生産を高める
キョーレオピン ・ レオピンファイブネオ (熟成ニンニク主成分)
ルミンA (感光色素成分) ・ 霊黄参(レイオウサン)
消化酵素剤 ワクナガ胃腸薬G (胆汁エキス入り)
ワクナガ胃腸薬L (ビオジアスターゼ ・ ウルソデスオキシコール酸)
・ 油性のゴミの排泄作用
・ 悪臭の便 ・ ゲップ ・ 口臭 ・ ガス防止
腸のゴミ処理
腸内の腐敗と
発酵防止
 
胃腸強化
漢方薬
小建中湯
(ショウケンチュウトウ)
子供の腹痛 ・ 小便が近い ・ しょっちゅうゴロゴロしている
黄耆建中湯
(オウギケンチュウトウ)
肌肉が冷えて体の弱い人
当帰建中湯
(トウキケンチュウトウ)
貧血気味で下腹部のハリ ・ 痛み
大建中湯
(ダイケンチュウトウ)
激しい腹痛 ・ 腹を温める

腸管免疫の強化により、免疫グロブリンAの生産をよくすると、 アレルギーのもとの免疫グロブリンEが少なくなります。
アトピー性皮膚炎 → 脂漏性湿疹 → 尋常性乾癬 → 膠原病 → ガン リンパ球は、副交感神経支配です。笑い ・ くつろぎ ・ 癒し。