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2013 秋冬の健康対策 「猛暑のあとの風邪ひきは長びきます」

猛暑だった夏も過ぎ季節は冬ですが、まだ秋の名残りが見受けられます。疲れ気味の人や体力のない人は、暑さが体から抜けません。
秋になると、暑邪は肺に入ってしまい→肺熱となります。
肺の熱により、肩こり・口内炎・発熱・大腸(下痢)・咳→風邪・インフルエンザ・肺炎
今年は新型鳥インフルエンザ大流行の兆しがあります。
感染の予防の第一歩は、肺熱(暑邪)を体から追い出すことです。
五行説を参考にして養生をしてください。

五行の配当表
五味 五色 五気 時冷 五行 五臓 五腑 五体 五志 五支 五官
大腸 皮(毛)
(カン) 膀胱
自然方面   人体方面

[秋は肺が主どる]
辛い味のものを食す:唐辛子・生姜・にんにく・ニッキ
白い色のものを食す:白菜・カブ・にんにく・らっきょう・白豆・白ゴマ
肺の子は大腸:大腸(下痢・便秘に気をつける)
肺の孫は鼻:鼻呼吸をする
鼻の子は皮膚:汗がかける・皮膚のバリアを強化(寒布摩擦)

[冬は腎が主どる]
鹹(岩塩の味)を食す:塩気(漬物)・ウィンナー・ハム
黒い色のものを食す:黒豆・しいたけ・こんぶ・ごぼう・黒ゴマ
腎の子は膀胱:膀胱炎(水分のとり方に注意)
腎の孫は骨:骨(カルシウム・コンドロイチン)
骨の子は髪:黒髪(腎の強い人)・腎気が衰えると薄毛・白髪


肺熱(暑邪)からの風邪(呼吸器疾患)の対策

生活 ・ 湿度を40%以上 (風邪ウィルスは乾燥すると飛散する)
加湿器・霧吹き・濡れたタオルを干す
うがい (水60ml+イソジンうがい薬3ml)
食事
肺を養う・・・ 白い色 (白菜・大根・ねぎ・玉ねぎ・白ゴマ)
辛い味 (唐辛子・生姜・にんにく)
腎を養う・・・ 黒い色 (ひじき・れんこん・わかめ・黒豆・黒ゴマ)
鹹の味 (岩塩・塩漬け)
漢方薬 肺の熱をとる 葛根黄連黄芩湯

荒友薬局 葛根黄連黄芩湯(カッコンオウレンオウゴントウ)(手づくり煎じ薬)

成分および分量
または本質
日本薬局方 カッコン 6.0g
オウレン 3.0g
オウゴン 3.0g
カンゾウ 2.0g
  全 量 14.0g
製造方法 以上の切断または破砕した生薬をとり、1包として製する
用法および用量 大人は1包につき (1日分) 水400mlをもって煮て200mlに煮つめ、
滓をこして取り去り、食前3回に分服する
効能または効果 急性胃腸炎・口内炎・舌炎・肩こり・不眠

本方は臨床上では、軽い表熱症状があり、裏熱、心下痞して下痢、喘して汗出を目標にする。かかる状態にあるなら、この内の症状が若干不揃いであっても差し支えなく、また下痢、或いは喘、或いは心下痞を主訴とする場合にも使える。(出典の条文によって) 急性胃腸炎・疫痢・胃腸型の流感などに用いるばかりでなく、肩こり・高血圧症・口内炎・舌炎 ・不眠などにも用いる。