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手足のシビレ (痛み) ― 血行障害 ―

8月後半から9月頃にかけて秋雨前線が中々去らず、 毎日秋晴れを待ちこがれる、季節になりました。
家の中が湿気ると同じ様に、 体の中も湿気がたまりやすくなります。
湿気は、体をシンから冷やし、 気がつかないうちに血行障害をおこしてしまいます。

頭におこると ・・・ 頭痛
肩におこると ・・・ 肩こり
手足におこると  ・・・ 手足のシビレ (神経痛)

手足のシビレ (痛み) ― 血行障害 ―

血行障害とは

栄養分や酸素を運搬する血液の速度や量が少なくなること。
そのため末梢神経に栄養分や酸素が不足して、シビレや痛みがおこるということです。

血行障害の要因

①自律神経の不調 (更年期障害 ・ ストレス) 血管が収縮
②血管 ・ 血液(動脈硬化 ・ 高脂血症) 血液の通路がせまくなる
③寒冷 (季節 ・ 冷房 ・ 薄着)
④心臓機能低下 (血液を全身におし出すポンプの力が低下)
⑤運動不足(熱を発生し、血液が全身をかけめぐらない)

西洋医学の治し方

ビタミンE 間脳 (下垂体) に作用して自律神経を調える
血液中の過酸化脂質 (脂肪のサビ) を防止
寒冷による血行障害の改善
コンドロイチン 血液中の過酸化脂質 (脂肪のサビ) を防止
寒冷による血行障害の改善
ビタミンB1
ビタミンB6
ビタミンB12
末梢神経機能を円滑にする (シビレ ・ 痛みの改善)
カルシウム 神経の電流の流れをよくする

東洋医学の考え方

血行障害は、エネルギー不足 (陽気の不足) により、陰気 (腎気) だけになり、陰気は重いので下へ下へとさがって、手足の血液の動きが悪くなる状態をいいます。

東洋医学による治し方

陽気の不足を補う
桂枝加求附湯(ケイシカジュツブトウ) ・ 桂枝加葛根湯(ケイシカカッコントウ)
血の動きを良くする
補中益気湯(ホチュウエッキトウ) ・ 桂枝加芍薬知母湯(ケイシカシャクヤクチモトウ)
余分な陰気 (水分) をとる
麻杏薏甘湯(マキョウヨッカントウ) ・ 防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)

養生法

生活 ・ 薄着をさける
・ 頭の使いすぎ (脳が充血して、手足に血液が巡らない)
・ 散歩をする
・ 冷たい風にあたらない

食事 ・ 煮たものを食す
・ 冷蔵庫に入れたものをそのまま食べない
・ 果物 ・ 牛乳は体を冷やす
・ 生野菜は体を冷やす

手足のシビレ (痛み) ― 血行障害 ―

予防法

血液の流れをよくする キヨーレオピンW
レオピンファイブネオ
レオピンロイヤル
末梢神経の栄養を補う エナックW (ビタミンB6 ・ エゾウコギ配合)
動脈硬化 ・ 高脂血の予防 ワクナガ胃腸薬G (胆汁補給)
ワクナガ胃腸薬L (胆汁分泌促進)
神経痛 (手足のシビレ) の漢方薬
(手足をシンから温める)
虚弱な人・・・当帰四逆湯
普通の人・・・桂枝加葛根湯
ガッチリ型の人・・・桂枝加芍薬知母湯

外用療法

・ 温泉療法
・ 温湿布
・ 温灸 (テルミー)
・ 光線療法 (黒田式)

手足のシビレ (痛み) ― 血行障害 ―