2020/10/01
今年の7月はなかなか暑くならず、8月に急に猛暑となりました。
9月に入り、秋めいた風が吹き始めました。
朝晩は冷え込み、気温がジェットコースターのように変わります。
体はついていけず、体調を崩される方が多くなります。
日中は暑く、薄着で出かけて、帰る時には寒く、温度差が大きいため風邪をひいてしまいます。
風邪とは ・・・
●西洋医学の考え方
「風邪症候群」「感冒(かんぼう)」と言って、鼻やのどがウイルスに感染することで、くしゃみ ・ 鼻水 ・ 寒気が現れます。ウイルスは200種類以上あると言われています。どのウイルスが原因なのか特定はできません。
一度感染して免疫ができても、新しいウイルスに感染するため、繰り返し風邪をひいてしまいます。
薬
・ くしゃみ・鼻水を抑える ・・・ 抗ヒスタミン薬 (アレジオン ・ ザイザル ・ クラリチン等) ウイルスによるアレルギー反応を抑える
・ 咳をとめる ・・・ ジヒドロコデインリン酸塩 ・ メチルエフェドリン
・ のどの炎症をとる ・・・ トラネキサム酸 (トランサミン)
・ 熱を下げる ・・・ 非ステロイド性抗炎症薬 (ロキソニン ・ バファリン ・ カロナール等)
症状に合わせて、薬が処方されます。しかし直接ウイルスを体から追い出す薬はありません。
抗菌薬は菌には効きますが、ウイルスには効きません。
風邪薬で症状を軽くすることはできますが、治すのは自分自身の免疫力です。
東洋医学の考え方
風邪(フウジャ)「風(フウ)」が当たると皮毛(ヒモウ)から風と一緒に邪(ジャ)(ウイルス ・ 細菌) が体に入り、悪さをすると考えます。東洋医学では皮毛 – 肺 – 鼻 – 大腸が同じグループなので、皮毛から入った邪により
① 肺の症状 (せき ・ 肺炎)
② 鼻の症状 (鼻水 ・ くしゃみ ・ 痰)
③ 大腸の症状 (下痢)が現れます。
これらの症状は体から邪(ウイルス)を出そうとする自然な体の防衛反応なのです。
秋の風邪対策
食品 | 肺経 (鼻 ・ のど ・ 気管支)を温める | おろし大根 ・ ショウガ ・ ニンニク ・ ネギ ・ くず湯 |
免疫力を高める | ビタミンC (レンコン ・ ホウレンソウ ・ ブロッコリー ・ カボチャ) カロテン (ホウレンソウ ・ シュンギク ・ ニンジン) |
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体質 | 免疫の強化 (肝 ・ 腎) | レオピンロイヤル ・ 霊鹿参(レイロクサン)(鹿茸(ロクジョウ)入り) ルミンA (細胞賊活用薬) ・ 霊黄参(レイオウサン)(牛黄入り) ビタエックスG.O (プラセンタ製剤) |
漢方薬 | 高熱 | 麻黄湯(マオウトウ) |
微熱 (長びいている) | 小柴胡湯(ショウサイコトウ) ・ 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ) | |
鼻水 ・ くしゃみ ・ 咳 | 小青竜湯(ショウセイリュウトウ) ・ 麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ) |
荒友薬局 小柴胡湯(ショウサイコトウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量 または本質 |
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効能または効果 | 胸や脇腹が重苦しくて疲れやすく、交互的な悪寒、微熱、食欲不振、せきなどを伴うもの。感冒、胃腸カタル、気管支カタル |
胸部の充塞感または季肋部に抵抗圧痛があり、食欲がなく、口中がねばり、苦い感じがして舌に白苔あり、胃部がつかえて硬い。また弛張熱あるいは間けつ熱型の発熱、嘔きけ、口渇、腹痛、頸項の緊張などのいずれかを伴うもの。
※ 本方は応用範囲が広く、諸種の熱性病、感冒、流感、咽喉炎、耳下腺炎、肺炎、胸膜炎、気管支炎、肺結核、リンパ腺結核、肝炎、胃腸炎などに用いられる。
秋バテ対策レシピ♪♪ 《紫蘚の実チャーハン》
材料 ご飯3合分 ・ ニンニク4かけ みじん切り ・ ベーコン2枚 (100g) 1cm角に切る ・ 紫蘚の実 醤油漬け 大さじ3 ・ ご飯3合 硬めに炊く ・ 油 大さじ2 ※ ベーコンの替わりにチャーシューでも可。 |
作り方 ① フライパンに油を熱する。 (中火~強火) ② ニンニクを入れ、しっかり炒める。 ③ ベーコンを入れ、更に炒める。 ④ ご飯をいれ、良く混ぜ、紫蘚の実と漬け汁で味を調整する。 |
風邪っぽい時は、体を温かくして、早めに休養をとりましょう。