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秋バテ → 風邪に要注意

今年の7月はなかなか暑くならず、8月に急に猛暑となりました。
9月に入り、秋めいた風が吹き始めました。
朝晩は冷え込み、気温がジェットコースターのように変わります。
体はついていけず、体調を崩される方が多くなります。
日中は暑く、薄着で出かけて、帰る時には寒く、温度差が大きいため風邪をひいてしまいます。

秋バテ → 風邪に要注意

風邪とは ・・・

●西洋医学の考え方
「風邪症候群」「感冒(かんぼう)」と言って、鼻やのどがウイルスに感染することで、くしゃみ ・ 鼻水 ・ 寒気が現れます。ウイルスは200種類以上あると言われています。どのウイルスが原因なのか特定はできません。
一度感染して免疫ができても、新しいウイルスに感染するため、繰り返し風邪をひいてしまいます。

・ くしゃみ・鼻水を抑える ・・・ 抗ヒスタミン薬 (アレジオン ・ ザイザル ・ クラリチン等) ウイルスによるアレルギー反応を抑える
・ 咳をとめる ・・・ ジヒドロコデインリン酸塩 ・ メチルエフェドリン
・ のどの炎症をとる ・・・ トラネキサム酸 (トランサミン)
・ 熱を下げる ・・・ 非ステロイド性抗炎症薬 (ロキソニン ・ バファリン ・ カロナール等)

症状に合わせて、薬が処方されます。しかし直接ウイルスを体から追い出す薬はありません。
薬は菌には効きますが、ウイルスには効きません。
風邪薬で症状を軽くすることはできますが、治すのは自分自身の免疫力です。

東洋医学の考え方

風邪(フウジャ)「風(フウ)」が当たると皮毛(ヒモウ)から風と一緒に邪(ジャ)(ウイルス ・ 細菌) が体に入り、悪さをすると考えます。東洋医学では皮毛 – 肺 – 鼻 – 大腸が同じグループなので、皮毛から入った邪により

① 肺の症状 (せき ・ 肺炎)
② 鼻の症状 (鼻水 ・ くしゃみ ・ 痰)
③ 大腸の症状 (下痢)が現れます。

これらの症状は体から邪(ウイルス)を出そうとする自然な体の防衛反応なのです。

秋の風邪対策

食品 肺経 (鼻 ・ のど ・ 気管支)を温める おろし大根 ・ ショウガ ・ ニンニク ・ ネギ ・ くず湯
免疫力を高める ビタミンC (レンコン ・ ホウレンソウ ・ ブロッコリー ・ カボチャ)
カロテン (ホウレンソウ ・ シュンギク ・ ニンジン)
体質 免疫の強化 (肝 ・ 腎) レオピンロイヤル ・ 霊鹿参(レイロクサン)(鹿茸(ロクジョウ)入り)
ルミンA (細胞賊活用薬) ・ 霊黄参(レイオウサン)(牛黄入り)
ビタエックスG.O (プラセンタ製剤)
漢方薬 高熱 麻黄湯(マオウトウ)
微熱 (長びいている) 小柴胡湯(ショウサイコトウ) ・ 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)
鼻水 ・ くしゃみ ・ 咳 小青竜湯(ショウセイリュウトウ) ・ 麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)

荒友薬局 小柴胡湯(ショウサイコトウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量
または本質
日本薬局方 サイコ 6.0g
ハンゲ 6.0g
オウゴン 3.0g
チクセツニンジン 3.0g
タイソウ 3.0g
ショウキョウ 1.0g
カンゾウ 2.0g
  全 量 24.0g
効能または効果 胸や脇腹が重苦しくて疲れやすく、交互的な悪寒、微熱、食欲不振、せきなどを伴うもの。感冒、胃腸カタル、気管支カタル

胸部の充塞感または季肋部に抵抗圧痛があり、食欲がなく、口中がねばり、苦い感じがして舌に白苔あり、胃部がつかえて硬い。また弛張熱あるいは間けつ熱型の発熱、嘔きけ、口渇、腹痛、頸項の緊張などのいずれかを伴うもの。

※ 本方は応用範囲が広く、諸種の熱性病、感冒、流感、咽喉炎、耳下腺炎、肺炎、胸膜炎、気管支炎、肺結核、リンパ腺結核、肝炎、胃腸炎などに用いられる。

秋バテ対策レシピ♪♪ 《紫蘚の実チャーハン》

材料 ご飯3合分
・ ニンニク4かけ みじん切り
・ ベーコン2枚 (100g) 1cm角に切る
・ 紫蘚の実 醤油漬け 大さじ3
・ ご飯3合 硬めに炊く
・ 油 大さじ2
※ ベーコンの替わりにチャーシューでも可。
作り方
① フライパンに油を熱する。 (中火~強火)
② ニンニクを入れ、しっかり炒める。
③ ベーコンを入れ、更に炒める。
④ ご飯をいれ、良く混ぜ、紫蘚の実と漬け汁で味を調整する。
秋バテ → 風邪に要注意
風邪っぽい時は、体を温かくして、早めに休養をとりましょう。