2020/12/29
秋風がひんやりとしてきました。今年の夏は猛暑だったため、汗をかきすぎて、エネルギー不足になっている人は、冷たい空気を吸い込むと咳が出て、止まらなくなります。
これは、肺や気管支が冷えているので、気管支を細くして、少しずつ空気を温めて肺に入れるためムセリ咳が出るのです。
アレルギー体質の人は、気管支の粘膜にアレルギー反応がおこりますと笛のように、ヒューヒューと気管支がなります。これが喘息なのです。
普通の咳は、風邪のビールスが原因で気管支炎をおこします。
< 気管支炎 ・ 喘息になりやすい人 >
遺伝 (アレルギー体質) |
色白 (肺経) |
水分体質 (ポチャポチャ体質) 腎経の人 |
皮フのキメが細かい (皮フ呼吸が弱い) |
汗をかかない生活 (運動不足) |
年令より若く見える (副腎が未発達又は疲れている) |
< 咳の治し方 >
西洋医学の考え方
気管支拡張剤 (細くなった気管支を拡げる)
咳の中枢神経を抑制して咳を鎮める | リコ酸コデイン (下痢止め作用もある ・・・ 副作用) メジコン (合成薬) |
交感神経の興奮は気管支筋をゆるめて 咳を鎮める |
エフェドリン |
気管支平滑筋自体をゆるめて咳を鎮める | ノスカピン |
抗ヒスタミン剤 ヒスタミンによる気管支筋の収縮をおさえる |
ジフェンヒドラミン (レスタミン) マレイン酸クロルフェニラミン (アレルギン) |
東洋医学の考え方
咳は体 (肺) のエネルギー不足 ・・・ 肺の冷え
肺を温めて、気管支粘膜を丈夫にして気管支筋をゆるめ気管支を拡張する。
免疫力を強化して、風邪ビールスを追い出す (発汗による)
< 咳を鎮める対策 >
生活 | 暖かく過ごす 首 ・ 胸を冷やさない (マフラー ・ スカーフを巻く) 夜ふかしをしない 皮膚の抵抗力を強化 (乾布摩擦 ・ 冷水浴) |
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食事 | 温かい食事 (鍋物 ・ うどん) 白い食品 (肺を養う) ・・・ ねぎ ・ にんにく ・ 梨 ・ 白ゴマ 辛温剤 (肺を温める) ・・・ 生姜 ・ にんにく ・ とうがらし ・ 桂枝 ・ ねぎ ・ 紫蘇葉 |
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体質改善 | 肺を温める | キヨーレオピンW レオピンファイブネオ (熟成にんにく主成分) |
気管支粘膜の強化 炎症をとる |
電解カルシウム ・ ビタモM | |
免疫力強化 | レオピンファイブネオ ・ ルミンA ・ 霊黄参 | |
漢方薬 | 痰の切れが悪い 声がかれる咳 |
麦門冬湯(バクモンドウトウ) ・ セキセチン咳止め |
水様性の痰で 咳 ・ 喘息 |
小青竜湯(ショウセイリュウトウ) | |
粘液性の痰 激しい咳 |
麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ) | |
咳 ・ 喘息の 体質改善 |
小柴胡湯(ショウサイコトウ) ・ 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ) |
咳は慢性化しやすいので早目の手当が大切です。 長期間に咳止めをのんでいますと、交感神経が興奮しすぎて、動悸や脈が速くなったり等の副作用が出ることになります。