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自律神経失調症 ・・・ 鬱(うつ)症状

今フレッシャーたちは疲れています
桜が咲いたら、卒業 ・ 就職とフレッシャーたちが世に出るシーズンです。
喜んで職場へ行ったのもつかの間。4月過ぎて5月に入ると、欠勤がちになる ・・・
その理由は、新しい職場での上司 ・ 同僚との対人関係、長時間通勤、 仕事 ・ 機械ペースが早すぎる、自分を良く見せ様と背伸びのしすぎ等、 のんびり過ごした学生生活から急激な生活環境変化に伴う ストレス疲労なのです。

人間は変化する環境の中で生活しておりますが、 体の中は、常に一定に保とうとしております。
(体温 ・ 水分 ・ 食欲 ・ 睡眠 ・ 性欲 ・ 意識) この恒常性をホメオスターシスといいます。
自律神経の交感神経 (アクセル) と副交感神経 (ブレーキ) が巧みにバランスをとりながら、 ホメオスターシスを保つ役目をしているのです。

中枢神経 → 脳脊髄

神経系 → 末梢神経 → 知覚神経/自律神経

交感神経 (アクセルの役目) 瞳孔拡大 ・ 心臓早くうつ
↑ 拮抗作用 ↓
副交感神経 (ブレーキの役目) 瞳孔縮小 ・ 心臓遅くうつ

この中枢が健全に働くとその支配下の内臓も健全に働き → 健康を保つ。
このコントロールの崩れた状態 (肩こり ・ 倦怠感 ・ 疲れやすい ・ 動悸 ・ 吐き気等の症状) を 自律神経失調症とよんでいるのです。

不定愁訴症候群

命の座 (自律神経中枢 = 間脳) は心の座、更に精神の座から影響をうけます。
ここに 「心」 と 「体」 のつながりがあるのです。

自律神経失調症 ・・・ 鬱(うつ)症状
・ 会社での失敗 (ミスをしない様に張りつめる心) を恐れる
・ 周りから早く信用されたい為責任感が自分を苦しめる
・ コンピューターストレス (おしゃべりができない)

数えきれない程の要因があります。
食欲不振、よく眠れない、寒がったり暑がったり、 上司の目が気になる、同僚の顔を見るとムカムカする。
もう信号が出ております。
その日その日で訴えが変わるので 不定愁訴症候群とも言われてます。

予防と養生法

①生活のあり方
・ 規則正しい生活を心掛ける
(現代生活は生活を乱すように仕組まれている)
残業 ・ 夜勤 ・ 会議 ・ 宴会
・ くつろぎの重要性
(忙しく、緊張した生き方をしている)
ゆっくりと入浴 ・ スポーツ
旅行 ・ 家族団らん
・ ストレスマネジメント 精神的ストレスが生活を乱すことが多い
自分でストレスを創り出す
(全て自分のせいにする)

②ストレス解消法
ストレスを解消する方法は個人によって様々ですが、統計上次の様になっております。

・ 気分転換 ・・・ 趣味やスポーツ ・ ドライブ ・ 旅行
・ 相談する ・・・ 自分を理解してくれる人に相談する
・ 十分な睡眠
・ 音楽を聴く
・ ペットとの生活

私見
私共に相談に見える方々の共通の点は、完全主義の人 ・ 凝り性 ・ 律儀 ・ 強い責任感の人。
人生は色々な事が起こり、人それぞれの考えがあり、自分の特質をよく見極めて、背伸びもせず、 卑下もせず、自然体で ・・・ 気分を楽にする方向で生活してゆくとアドバイスしております。
「がんばりなさい」 「しっかりしなさい」は禁句 (本人にプレッシャーを与える)

西洋医学による治療法

1) 自律神経中枢に作用する薬
 (イ) 精神安定剤
 (ロ) 自律神経調整薬
 (ハ) 情動調整薬 (抗鬱(うつ)薬) ・・・ 鬱(うつ)病に起因する多くの自律神経症状の改善、 大脳旧皮質の障害に効く
2) 自律神経末梢に作用する薬
 (イ) 交感神経遮断薬
 (ロ) 副交感神経遮断薬
3) その他
 ビタミンE ・・・ 脳下垂体に作用しホルモンを調節

東洋医学による治療法

漢方の考え方は神経系の病は気の病気とします。
気がふさぐ、気が滅入る、気分が悪いという様に気の流れが停滞していると考えます。
のどに気が停滞しますと、のどがつまった感じになり、胃におこると胃がふくれたり、 胃が重苦しい感じとなり、 心臓におこると動悸という症状が起こります。
病名より、どの部位に気の停滞が起こり、どんな症状となっているかが大切なのです。


荒友薬局がおすすめする根本療法


①間脳の働きをよくする
(豊かな気分になる)
レオピンファイブネオ (にんにく製剤)
新ビタエックス糖衣錠 (プラセンタ製剤)
②自律神経を鎮静
(イライラをとり除く)
電解カルシウム
③大脳の栄養剤
(頭がスッキリ)
エナックW (エゾウコギ製剤)
能活精 (羚羊角配合)
④漢方薬
(気の停滞をとり除く)
半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ) ・ 半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)
加味逍遙散(カミショウヨウサン) ・ 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)

神経の症状について詳しくはこちらをご覧下さい。