2019/01/01
冷えからくる病気の代表は 「ぢ」 です。
どなたも、一度や二度は排便後に出血して、ドキッ ・・・ とした経験があると思います。
ぢかなそれとも大腸ガンかな ・・・ 心を痛めます。
数日で治まれば安心、続けば場所がら秘やかな悩みとなります。
人間は歩くようになってから 「ぢ」 と戦ってきました。 (四つ足動物にはない)
ぢの原因
① 排便時のいきみ → 直腸肛門の血行障害(うっ血) → 痔核ができる(いぼ痔)
↓
外痔核・内痔核・嵌頓(かんとん)
② 便秘による固い便 → 肛門の出口を通過時切れる → きれ痔 → ぢろう → ガン化
肛門の出口を通過時切れる → (きず) → みはりいぼ(若い女性に多い)
③ 糞便中の細菌 → 肛門小窩から進入し炎症 ・ 化膿(おでき) → 痔ろう(男性に多い)
大腸ガンの原因
① 脂肪・動物性蛋白の食べ過ぎ → 胆汁分泌増加
② こげた食品 → 胆汁分泌変質
③ 食べ合わせで反応 (同時に胃へ入らないように)
④ 消化管の通過時間長い(消化の良い肉 ・ 脂肪は便が少い腸に対する刺激が少い) → 濃度がこい
↓
腸内細菌変化
↓
発ガン物質
いぼ痔とガンの違い
色 | 量 | 出かた | 止血 | 便意 | 残便感 | |
いぼ痔 | まっ赤 | いろいろ | ポタポタと はしるよう |
自然に止まる | ふつう | ない |
ガン | 暗赤 赤い |
少ない | 粘液や便とともに 少しずつ |
便のたびに出る | 1日数回 | いつもある |
西洋医学の治療法
いぼ痔 ・・・ 痔核=静脈瘤 (うっ血)
固い便を出さない ・・・ 緩下剤 ・ せんい質の食品をとる
血行を良くする ・・・ 入浴 ・ 横になる ・ ビタミンE剤 (軟膏・坐薬)
外科手術
きれ痔 ・・・ 痛みがある ・・・ キシロカインゼリーを塗る (軟膏・坐薬)
便をやわらかくする ・・・ 緩下剤
血行を良くする ・・・ 入浴 ・ ビタミンE剤内服
外科手術
痔ろう ・・・ 細菌が原因 ・・・ 清潔にする ・ 下痢をしない
外科手術 ・・・ 抗生物質 ・ 整腸剤
東洋医学の考え方
静脈瘤はうっ血なので血毒と考える。肝臓の働きが低下すると血液の流れが悪くなり、血液が汚れて、うっ血や血栓ができ → いぼ痔になる
養生法
生活 | 便秘をしない (朝・胃を空っぽにする) → 胃結腸反射 → 便意 夜食 ・ アルコール ・ 夜ふかし (胃が休息できない) → 便意が狂う 冷え (冷房) 立ち仕事 ・ 坐りぱなしの仕事 |
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食事 | 肝を養う食品 (麦 ・ 韮 ・ すもも ・ 鶏) 緑色の食品 (グリーンピース ・ ホーレンソウ ・ ブロッコリー) アルコールはダメ ・ せんい食品 肉類中心の偏食 ・ 塩分の多い食事はダメ |
予防法(肝臓強化と便秘解消法)体質改善
肝臓の強化 | キヨーレオピンW (肝臓分解エキス入) レオピンファイブネオ (ゴオウ入り) |
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粘膜の強化 | 電解カルシウム (タチカワ) | |
ぢの漢方薬 血行をよくし、うっ血を去り 便秘を治す |
乙字湯(オツジトウ) ・ 大柴胡湯(ダイサイコトウ) 荒友薬局手づくり漢方薬 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン) ・ 桃核承気湯(トウカクジョウキトウ) |