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加工食品と添加物について

農芸化学

人間が生きている全てに関する化学であり、広範囲である。
人間は土の中から生まれてきた、土の中には微生物がおり、微生物を食べる植物。
植物を食べる草食動物、草食動物を食べる肉食動物、動植物を食べる人間がいる。
これらの食物連鎖とそれに関する全てが入る。
農産加工 → 食品化学 → 加工食品

加工食品(ex. 糖液(60~70%))

物を長く貯蔵し、くず物も有効に利用するためにできた。
・原料はチップ (おが屑、カンナ屑)、ビートやさとうきびの絞りかすである。
・微生物 (人工的に作る、バイオテクノロジー) が原料を食べて糖液となる。
・液状なので砂糖より便利、多方面に利用されている。

ex. 米 37℃
↓ 麹菌
糖 (20~30%)
↓ 酵母
アルコール(12~30%)

アルコール発酵
糖度が20~30%になると自然界の麹菌は死んでしまう。
又、アルコールが12~13%になると酵母は死んでしまう。

食品添加物

甘味料 ・・・ 天然甘味料 - 微生物の発酵でつくる、表示しなくてもよい。
人工甘味料 - 化学合成でつくる、体内に吸収されない形 (D-)
食卓塩 ・・・ 合成なし、原塩、粉砕塩は化学的処理で99% NaClにしている。 白色はあくがなく食べておいしい (色がある → あくがある)
旨味料 ・・・ ものの割においしい物は添加物が入っていることが多い。
酸味料 ・・・ ほとんど合成
香辛料 ・・・ 合成なし、輸入
合成保存料  異性体 ・・・化学式は同じだが化学構造が少し異なる

殺菌料  着色料  発色剤

但し人体に対する影響はきわめて大きい。
ex.・ D-l – グルタミン酸 → 体に吸収される
・ D-d、L-l – グルタミン酸 → 体に吸収されない

・ 食生活には人間の長い歴史がある (ex. 野草が選択→栽培植物として今に残されている)
・ 合成物より天然の方が良いとは限らない(ex. 天然のものは体に吸収され細胞にくっついたり、細胞が死んでしまったりする)
・ 冷凍庫、電子レンジ、圧力鍋は使わない方がよい (ex. 冷凍すると酵素が死んでしまう)
・ 添加物は法律を犯さなければ何をしてもよいという盲点がある
◎ 今の時代に生きている限り添加物は避けられないので、つきあい方が問題である (ex. 健康とおいしさ)
◎ 新陳代謝をよくし、加工食品を極力、とらない心構えが大切である。