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春の風邪対策 (コロナウイルス)

冬の寒さもそこそこに、あっという間に桜が咲き始めました。
コロナウイルスが世間を騒がせています。コロナウイルスは風邪の原因の1つで、今までは重症化することは稀でした。ところが今回のコロナウイルスCOVID-19(コヴィットナインティーン)はインフルエンザよりも致死率が高く、感染しやすいため危険性が認められています。

コロナウイルス COVID-19について

致死率 MERS >
34.4%
(2012年)
SARS >
9.4%
(2002年)
COVID-19 >
3.4%
(2019年)
季節性インフルエンザ
1%
予防 30秒以上の手洗い ・ アルコール消毒 ・ 人混みを避ける
治療 対症療法 ・ 酸素吸入 (抗ウイルス薬)
※ 予防には効果がないと言われていますが、マスクは感染を広げないために有効です。

コロナウイルスによる感染も漢方では風邪と考え、春に発病しているため 「温病(うんびょう)」 と呼びます。

春の風邪 = 温病の対策

・弱っている免疫を回復
・粘膜の強化 (ひき締め) = 電解カルシウム

春の風邪対策 (コロナウイルス)

邪 (ウイルス) は皮膚 → 粘膜 → 血脈 → 肌肉 → 筋肉 → 骨の順に体内に入ってきます。
漢方は邪 (ウイルス) の位置に合わせて、発汗 ・ 吐下剤を使い分けます。

荒友薬局のおすすめ養生法

食品 皮膚の抵抗力を高める
のど、鼻の粘膜を強化
ビタミンAを含むもの (レチノール ・ カロチン)
海水魚 ・・・ タラの肝油
淡水魚 ・・・ うなぎの肝油
緑黄色野菜 ・・・ 人参 ・ ニラ ・ カボチャ
肺経 (鼻 ・ のど ・ 気管支)
を温める
SH基 (イオウ化合物)
にんにく ・ ニラ ・ 玉葱 ・ ねぎ
体質改善 免疫の強化
(肝 ・ 腎)
レオピンロイヤル (鹿茸入り)、ルミンA
霊黄参(レイオウサン) (牛黄入り)
漢方薬 のどの痛み 麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)
長びく微熱 小柴胡湯(ショウサイコトウ) ・ 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)
激しいせき 麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ) ・ 小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
麦門冬湯(バクモンドウトウ) ・ セキセチン咳止め
エナックロイヤル (のど~肺を潤す)

荒友薬局 麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量
または本質
日本薬局方 マオウ 4.0g
キョウニン 3.5g
カンゾウ 2.0g
セッコウ 8.0g
  全 量 17.5g
製造方法 以上の切断または破砕した生薬をとり、1包として製する
用法および用量 大人は1包につき (1日分) 水400mlをもって煮て200mlに煮つめ、
滓をこして取去り、食前3回に分服する
効能または効果 咳がはげしく、発作時に喘鳴や頭部発汗を伴うもの
気管支喘息、気管支炎
規格および試験方法 別記のとおり

本方の石膏は清熱剤で、麻黄、杏仁と協力して熱を解し、鎮痛の効があり、喘咳、自汗を治する。麻黄、杏仁は血行を盛にして水分の停滞を疎通し、 喘咳を治する。甘草は諸薬を調和して、その薬効を助ける。
石膏は粘痰をとかすとされている。
喘咳があり、発作時に油汗がでる、切れにくい痰が出るが、胃腸は正常で、軽い口渇がある。また尿利が減ったり、顔が腫れぼったく見えることがあ るが、高熱や悪寒はない。

喘咳が強く、口渇があり、あるいは自然に発汗し、熱感を訴えるもの (高熱も悪寒もない)。 気管支炎や気管支喘息などに用いられ、これに小児の 喘息や喘息性気管支炎、感冒、肺炎、百日咳に用いられるほか、痔の痛むものや、睾丸炎に効がある。

ウイルスに負けない身体作りが大事です。
休息と栄養をとり、早目のお手当で爽やかな春の日を楽しんで下さい。