2018/07/01
あっという間に梅雨が明けてしまいました。
熱中症の予防のため水分 (お茶 ・ ジュース ・ スポーツドリンク ・ アイス等) を摂り過ぎてはいませんか?
体温を下げたり、血を潤おすという意味では良いのですが、
猛暑のため、知らず知らずに飲み過ぎる傾向にあります。
胃液が薄くなる → 消化力低下 → 食欲不振 → ムカムカ
→ 水様便 → 口が渇く頭痛 ・ めまい → むくみ (水毒)
東洋医学の考え方
胃腸の内に水分が滞って、胃がポチャポチャしたり、 膨らんだ感じを『胃内停水(いないていすい)』と呼んでいます。
胃内停水とは
胃液 (胃酸 ・ 消化液) がいつも溜まっている。
空腹感がない → 食欲がない → 夏痩せ ・ ダルイ
胃内停水になりやすいタイプ
・ 汗のかきにくい人 |
・ 尿の出の少ない人 |
・ 胃下垂の人 |
・ 疲れやすい人 |
・ 室内労働で太陽にあたらない |
・ 頭痛持ちの人 |
・ 色白 ・ ポッチャリの人 |
・ 皮膚の薄い人 |
水分代謝を良くする対策
・ 汗を充分にかく (日光浴 ・ 軽い運動)
・ 尿をよく出す (スイカ ・・・ 利尿作用)
・ 塩分を摂る (薄い胃液を改善)
水分代謝の元 腎の働きを良くする 体全体の余分な水を抜く |
レオピンロイヤル (補腎薬の鹿茸(ロクジョウ)入り) 霊鹿参(レイロクサン) |
水を飲み過ぎて薄くなった 消化液 ・ 消化酵素を補う |
ワクナガ胃腸薬G (胆汁入り) ワクナガ胃腸薬L (熊の胆(くまのい)成分入り) |
胃内停水改善の漢方薬 | 普通体質の人 ・・・ 五苓散(ゴレイサン) 冷え体質の人 ・・・ 人参湯(ニンジントウ) |
荒友薬局 五苓散(ゴレイサン) (手づくり漢方薬)
成分および分量 または本質 |
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効能または効果 | 尿量減少し、口渇 ・ めまい ・ 頭痛 ・ 浮腫などを伴うもの 腎炎 ・ ネフローゼの浮腫 |
本方の沢瀉 ・ 猪苓 ・ 茯苓 ・ 朮は何れも体液の調整剤で、
胃腸内の停水を去り、尿利をよくして浮腫を去る。
沢瀉、猪苓は口渇を治し茯苓とともに鎮静の効があり、
桂枝は表熱を去り、気の上衝を治し、他薬の利尿の効を助ける。
五苓散は胃内その他の体腔管外の水を血中に送り、血液は潤って口渇は止み、
血液が潤うため自然に尿利がつき、煩躁も止んで眠れるようになるものと解釈される。
口渇 ・ 尿利減少 ・ 嘔吐または吐き気 ・ 水瀉性下痢 ・ 頭痛 ・ めまい ・ 浮腫などを目標とする。
本方の適応する嘔吐は、はげしい口渇に応じて飲んだ水をまもなく全部吐出し、殆んど苦痛を感じない。
(水逆の嘔吐)
水を飲む時の注意
水分の量と汗のかき方 ・ 尿の出方 ・ 体温 ・ ダルサのバランスを考えて、
快適な夏をお過ごし下さい!!