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” 女性の体とホルモン ” について

・ 漢方の基本的な考え方
1. 治未病 ・・・ 病になる前に治す
2. 調全体 ・・・ 体全体 (心と体) を一つのものとして考える
3. 法自然 ・・・ 自然の流れにのっとって逆らわない

・ 具体的に行う時の考え方
1. 陰陽 ・・・ 相互する二つの面 (陰と陽) を基本にして考える
2. 五行 ・・・ 体や自然界を五つの要素で考える
ex. 脳 { 左脳 → 理性的なことを司る → 考える ← 言葉
右脳 → 情緒的、本能的なことを司る → 感じる ← 音楽
現代人は左脳を使い過ぎ、右脳を粗末にしている傾向がある
左脳と右脳のバランス (陰陽のバランス) をとることが大切である
◎ 人間の体は陰陽のバランスがとれている時、健康である

1. 女の一生のリズム

「素問(そもん)、上古天真論編 第一」
「素問、四気調神大論編 第二」

物事には原則的な流れがあって、それに対して変化が起こる。
この変化に対して、どう対応 (適応) していくかが、健康の秘訣である。

14才 21才 —– 28才 49才
初潮 → 妊娠 - 分娩 - 産褥 → 閉経
天癸(てんき)至る 出産 天癸欠く

女性の体には一定のリズム (一つの流れ) がある
この流れにそってどう過ごすかが大切である <法自然>
思春期、婚前をどう過ごすかが出産につながるし、出産期をどう過ごすかが閉経期 (更年期障害など) をどう乗り切るかにつながり、老後をどう過ごせるかにかかってくる <治未病>

素問について
2000年前に書かれた書物である
81編から成る。81 = 9×9 = (3×3) × (3×3)
中国では9は最高の数字である
{奇数 (陽) ・・・ 五節句 – 身近な薬 (漢薬) → (桃仁(とうにん))
偶数 (陰)
女性について
7才きざみでのべている
陰主陽従
(種の保存、女性優位) {1/1 屠蘇の節句
3/3 桃の節句
5/5 菖浦の節句
7/7 ほおずきの節句
9/9 菊の節句

変化 → 対応 (適応)、恒常性 (軌道修正)
ex. 発熱 邪気が入ったという変化に対して熱が出て抗するのが適応である。
適応しきれなくなると病気になる。

2. 婦人の病

「千金方(せんきんほう)、婦人の病、男子と比べるに十倍癒やし難し」
・月経「調経門」 ・・・ 月経異常は婦人科疾患の本能を現わしている。
月経を整えることが婦人病を治す第一の道である。
基礎体温は、自分の体を知るのにすぐれた情報である。
・七情 ・・・ 人間の体に備わっている感情は臓器と結びついている。
怒 (肝) ・ 喜 (心) ・ 憂 (肺) ・ 思 (脾) ・ 恐 (腎) ・ 驚 ・ 悲
婦人は本能的に情緒面がすぐれている、バランスがくずれて過度になると病となる。
” 病は気から ” 感情のバランスをとることが大切である <調全体>

3. 瘀血

 悪血(古血、血の道)
鍼灸、漢方は血の道を正すことにある
瘀血がひき起こす現象は一人一人異なるが、病のもとには瘀血がある
(他に気、水などもかかわるので現実問題はさらに複雑である)
流産、出産後の瘀血処理は大切である (ex. 中将湯)
肝は血を蔵す、臥すれば血は肝に帰る (休養すると血の巡りがよくなる)