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湿気からの腰痛にご用心

今年も梅雨の季節になりました。
日本の夏は、高温多湿 ・・・ ジメジメ感 (湿度が高い) が強いようです。
漢方では、湿気が原因でおこる病を湿病(しゅうびょう)といいます。
筋肉痛 ・ 関節痛 (腰 ・ 膝 ・ 肩) 等の症状で現れます。
ちょうど霧がかかっている時に、冷えたり疲れている (エネルギー不足) 状態では、 皮膚から水滴を蒸発できなくなります。

水滴は皮下 → 粘膜 → 血管 → 筋肉 ・ 関節 → 内臓の順に溜まっていきます。

水滴は皮下 → 皮膚がベトつく
粘膜 → 腫れる
血管 → 血液が薄くなる
筋肉 ・ 関節 → 筋肉痛 隙間に水が溜まる

特に湿気は水滴になります。水を司る臓器は腎です。
腎は、腰に位置しているため腰痛となって現れるわけなのです。

腰痛になりやすいタイプ

・ 腎 ・ 胃腸の弱い人
・ 汗の蒸発が悪い (いつも皮膚が湿っている)
・ 皮膚の毛孔(けあな)の小さい人 (キメの細かい薄い皮膚)
・ 色白又は黄ばんだ肌
・ 疲れると手、顔がむくむ ・ 強張る
・ 体が重くダルイ

骨を支える筋肉に負担がかかる筋肉が疲労 → 水滴が入り込む筋肉の中の水を抜くことが大切

湿気からの腰痛にご用心

腰痛の対策

生活 ウォーキング (関節を動かす)
エアコンを除湿にする
腰を温めて血行を良くする (温湿布)
乾いたタオルで汗を拭く
体質改善薬 疲れ ・ 冷え  レオピンロイヤル ・ レオピンファイブネオ ・ ルミンA
関節のクッションの回復 電解カルシウム ・ コンドロイチン
筋肉の水分を抜く 麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)
麻黄加朮湯(マオウカジュツトウ)
関節の間の水分を抜く 越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)
腰を強化 八味丸(ハチミガン)
霊鹿参(レイロクサン)(鹿茸(ロクジョウ)入り)
食品 黒い色 (黒ゴマ ・ 黒豆 ・ れんこん ・ 里いも ・ しいたけ ・ わかめ ・ こんぶ ・ ひじき)

荒友薬局 麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量
または本質
日本薬局方 マオウ 4.0g
キョウニン 3.0g
ヨクイニン 10.0g
カンゾウ 2.0g
  全 量 19.0g
用法および用量 大人は1包 (1日分) につき水400mlをもって煮て200mlに煮つめ、
滓をこして取り去り、食前3回に分服する
効能または効果 関節痛 ・ 神経痛 ・ 筋肉痛

発熱して皮膚が乾き、つやのないもので、筋肉関節などに腫があり、 とくに夕方、熱や痛みが増劇するものを目標とする。

本方は主として筋肉リュウマチ ・ 関節リュウマチ ・ 神経痛 ・ 疣贅 ・ 手掌角皮症 ・ 水虫などによく用いられ、また妊娠腎 ・ 腎炎 ・ 肺壊疽 ・ 肺膿瘍 ・ 頭のふけ ・ 手足のあれ症 ・ 身体麻痺 ・ 凍傷 ・ 湿疹 ・ 喘息等に応用される。

※腰痛 ・ ギックリ腰 ・ ヘッピリ腰 ・ 腰曲がりは腎の疲れ ・ 老化によるものです。
腎のツボ命門の火が消えかかっている表れです。
腎の強化には八味丸(ハチミガン) ・ 霊鹿参(レイロクサン)で日頃から予防していくことが大切です