[営業時間]9:30~18:30
 諸般の事情により当面の間、17:00までの営業
   [定休日]日曜日・祝日・お盆・年末年始

クーラー病にご用心 (冷え性 ・ 低体温)

蒸し暑い日が続いております。一日中クーラーにあたり、冷たい食べ物や飲み物ばかりとっていますと、
体 (特に胃腸) が冷えきってしまいます。
その結果、手足が冷えて夏でもくつ下を履いて寝たり、 胃がもたれたり、
下腹の不快感 (膀胱炎 ・ 痔 ・ 生理痛) 等に悩まされてしまいます。
今年の夏は冬の病にかかってしまうのが特徴です。

冷えのメカニズム

冷気 → 皮膚を冷やす → 血液が冷える → 内臓が冷える

皮膚を冷やす → 汗孔が収縮汗がかけない
血液が冷える → 血管が収縮 → 血管が収縮血行不良 → 手足が冷たくなる
内臓が冷える → 消化不良免疫低下 → 下痢 ・ 風邪

(熱の放散を防ごうとして、汗孔 ・ 毛孔 ・ 血管が収縮する)


冷え性の人の生活

薄着 ミニスカート ・ 肩出し ・ ヘソ出しルック
冷房 バス ・ 電車 ・ 公共施設 ( クーラーのききすぎ)
食事

冷しゃぶ ・ サラダ ・ 刺身・冷やし中華
ビール ・ アイスコーヒー ・ アイスクリーム
朝食抜き (体内のエネルギーを生産しなくなる)

夜更し 自律神経の乱れにより体温調整力が低下する

冷えからおこる病気

・ 腎炎 ・ 膀胱炎 (残尿感 ・ 頻尿 ・ 排尿痛)
・ 皮膚炎 (汗がかけない)
・ 高血圧 (血管の収縮による)
・ 気管支炎 ・ ぜん息 ・ 風邪
・ 婦人病 (生理痛 ・ 高温期が少ない ・ 帯下) ・ ホルモン分泌低下
・ 痔 (おしりのしもやけ)
・ 下痢 (消化力低下による)
・ 胃腸もたれ ・ 腹鳴 ・ シブリ腹

冷え性の対策

・ 汗をかいて体温調節力を回復
・ 首へスカーフを巻く
・ 腹巻き
・ 半身浴 (20~30分汗をかくまで)
・ 深呼吸 ・ 腹式呼吸 (腸を動かしてカロリーを消費しエネルギーを生産させる)

冷え性 (寒邪) の体質改善

皮膚のエネルギーを高める
(汗がかける ・ 汗を蒸散できる)
レオピンロイヤル(鹿茸(ロクジョウ)入り)
霊黄参(レイオウサン)(人参 ・ 牛黄(ゴオウ)入り)
ルミンA (細胞活性剤)
血液を温める 当帰四逆湯(トウキシギャクトウ) ・ 温経湯(ウンケイトウ)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)

内臓を温める漢方処方
腎臓  八味丸(ハチミガン) ・ 五苓散(ゴレイサン)
霊鹿参(レイロクサン)(鹿茸(ロクジョウ)入り)
膀胱 猪苓湯(チョレイトウ ・ 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
子宮 ・ 卵巣 温経湯(ウンケイトウ) ・ 四物湯(シモツトウ)
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
痔 (直腸) 当帰建中湯(トウキケンチュウトウ) ・ 乙字湯(オツジトウ)
桂枝人参湯(ケイシニンジントウ)

荒友薬局 当帰四逆湯(トウキシギャクトウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量
または本質
日本薬局方 トウキ 3.0g
ケイヒ 3.0g
シャクヤク 3.0g
モクツウ 3.0g
サイシン 2.0g
カンゾウ 2.0g
タイソウ 5.0g
  全 量 21.0g
効能または効果 手足が冷えるものの次の諸症
しもやけ ・ 下腹部痛 ・ 腰痛 ・ 下痢 ・ 月経痛 ・ 冷え性

クーラー病にご用心 (冷え性 ・ 低体温)

当帰は血行をよくし、補血順血の働きがあり、桂枝はよく気を順らし、当帰に協力して血行をよくする。細辛は表の寒冷を温め、また中焦の冷気を散じて、胃口の水気を開き、毛細管の血行をよくし、木通は気血の停滞をよく通達し、かつ細辛に協力して胃口の水を導き利水の効がある。方中大棗は最も多いが、これは血行をよくさせる働きがあるようである。
手足などに冷えを自覚し、しもやけ ・ 頭痛 ・ 腹痛 ・ 腹鳴下痢 ・ 帯下などがあり、ガスがたまりやすいのを目標とする。

一年中冷暖房完備の中で生活している人は、身体の季節調整力が無くなり、
気温の変化を調整する神経が鈍くなってしまいます。体温を上げる力が低下する一因です。