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熱中症にご用心 ― 心不全 ・ 心筋梗塞 ―

真夏日が長く続いております。
熱中症による死亡者も例年になく増えております。
暑さの中で仕事をしていますと、太陽の熱が血液に入って血に熱を持ちます。その結果、心臓も熱を持ち → 心臓がゆるみ、収縮力 (血液を押し出すポンプの力) が弱くなり → 心不全 → 死亡となるのです。
睡眠不足 ・ 疲れの溜まっている人は特にご注意下さい。
又反対にクーラーや扇風機に1日中あたっている人は、皮膚温度が下がって汗が十分にかけなくなります。
その結果、皮膚呼吸が低下して酸欠 →息切れ ・ 動悸 夏は漢方的には心臓が一番影響を受ける時です。
五行説では夏 ― 心 ― 舌 ― 血脈 ― 苦味 ― 赤色
詳しくは下記五行の配当表を参照。

熱中症にご用心 ― 心不全 ・ 心筋梗塞 ―

熱中症 ・ クーラー病対策

熱中症対策 クーラー病対策
水分と塩分を補給 ・ 心の熱を下げる 汗をかく ・ 筋肉運動で体温上げる
睡眠を十分とる 日光浴 ・ 皮膚を鍛える
体を冷やす 体を温める ・ 胃腸を温める
スイカ ・ ブドウ ・ ナス (陰性の食品) ニッキ ・ 生姜 ・ にんにく ・ 梅干し
葛根黄連黄芩湯(カッコンオウレンオウゴントウ)
(救心製薬) 1日分540円
大黄黄連瀉心湯(ダイオウオウレンシャシントウ)
五苓散(ゴレイサン) ・ 半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ) 
(胃腸機能低下)
レオピンファイブネオ
レオピンロイヤル
霊黄参(レイオウサン)
牛黄(ゴオウ)入り
(血の熱を冷ます)
レオピンロイヤル (鹿茸(ロクジョウ)入り)
→ 水分代謝をよくする
霊黄参(レイオウサン)

熱中症にご用心 ― 心不全 ・ 心筋梗塞 ―

夏バテは胃下垂タイプ ・ 低血圧の人には強く症状 (めまい ・ 吐き気 ・ ダルサ ・ 動悸 ・ ムカムカ) が出ます。
体を温めて、塩分を摂り、玉のような汗をかくことが大切です。

熱中症になりやすいタイプ

瘀血(おけつ)タイプ 充血 (目 ・ 鼻 ・ 口が乾く) 手足 ・ ほほが赤い
炎症 (肝炎 ・ 胃炎 ・ 皮膚炎 ・ 膠原病)
血液が濃い ( 赤血球 ・ 白血球が多い)
のぼせ ・ 暑がり

荒友薬局 葛根黄連黄芩湯(カッコンオウレンオウゴントウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量
または本質
日本薬局方 カッコン 6.0g
オウレン 3.0g
オウゴン 3.0g
カンゾウ 2.0g
  全 量 14.0g
製造方法 以上の切断または破砕した生薬をとり、1包として製する
用法および用量 大人は1包につき (1日分) 水400mlをもって煮て200mlに煮つめ、
滓をこして取り去り、食前3回に分服する
効能または効果 急性胃腸炎 ・ 口内炎 ・ 舌炎 ・ 肩こり ・ 不眠

葛根には滋潤の働きがあり、甘草と組んで、筋肉の緊張をゆるめ、黄連 ・ 黄芩と組んで、 胃腸の運動を調整する。
黄連は裏の熱が上に迫るのを治し、黄芩は心胸中の熱をさます、共に裏熱を去り、 消炎 ・ 健胃 ・ 整腸の効がある。甘草は諸薬を調和させる。

本方は臨床上では、軽い表熱症状があり、裏熱、心下痞して下痢、喘して汗出を目標にする。
かかる状態にあるなら、この内の症状が若干不揃いであっても差し支えなく、又下痢、 或いは喘、或いは心下痞を主訴とする場合にも使うことが出来るのである。
(出典の条文によって) 急性胃腸炎 ・ 疫痢 ・ 胃腸型の流感などに用いるばかりでなく、肩こり ・ 高血圧症 ・ 口内炎 ・ 舌炎 ・ 不眠などにも用いる。

日頃暑がりで汗をかきやすく、庭仕事 ・ 畑仕事をする人は、 葛根黄連黄芩湯(カッコンオウレンオウゴントウ)を常服されるとよいです。
胃腸の熱を冷まし、心臓や胸の熱を穏やかに取り除きます。
暑い夏を元気に乗り切って下さい。